亜鉛不足の症状

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亜鉛は日本人に不足しがちな栄養素

亜鉛は人間の体に欠かすことができないミネラルの一種。体内のあらゆる場所に存在し、多くの重要な働きをしています。しかし、大事な栄養素であるにも関わらず、日本人には亜鉛が不足しがちです。

 

厚生労働省が発表している亜鉛の推奨摂取量が、成人男性で9〜10mg/日、成人女性で7〜8mg/日に対して、平成25年の国民健康・栄養調査によると、通常の食品からの亜鉛の平均摂取量は、男性8.8 mg、女性7.2 mg。

 

この数値はあくまでも平均値ですので、日本人の多くが亜鉛不足になっており、それによりいろいろな症状が発生していることが推察されます。

    亜鉛の主な働き

  • 300種類以上の酵素の働きを助ける
  • 細胞の形成や代謝
  • 傷の治癒を早める
  • ホルモン分泌活性化
  • 性腺分泌の活性化
  • 妊娠の持続
  • 糖や脂質代謝の正常性を維持
  • 細胞膜の安定化
  • 皮膚の安定化保持
  • 免疫力アップ
  • 網膜の安定化
  • 味覚・臭覚の保持
  • アルコール分解
  • 血中コレステロールの調整
  • 活性酸素の分解・除去
  • 有害なミネラルの排出

亜鉛不足による症状・・・

上記のとおり、亜鉛の体内における働きは多岐に渡ります。そのため、不足してしまうとさまざまな症状が発生する可能性がありますので注意が必要です。

 

ここでは亜鉛不足の主な症状について説明していきましょう。

味覚障害

味を感じるために、舌の表面や上顎などには味蕾(みらい)という器官があります。この味蕾の中にある味細胞は日々生まれ変わっているのですが、その時に亜鉛が必要です。不足すると味細胞の生まれ変わりが滞り、味覚異常が生じてしまうのです。

 

味覚障害の原因には、薬の影響、心因性の病気、全身の病気、口内環境などもありますが、亜鉛不足によるものが圧倒的に多いようです。

肌荒れ

皮膚は新陳代謝が盛んな組織です。常に新しい皮膚が作られていて、古い皮膚がアカとなって剥がれ落ちることで入れ替わっています。

 

亜鉛が不足すると皮膚細胞の生成に時間がかかり、新陳代謝スムーズに行われなくなるため、古い皮膚組織が肌の表面に長く留まってしまい、肌荒れを起こしてしまうのです。

脱毛・抜け毛

髪の毛にも亜鉛は深く関係しています。亜鉛不足による抜け毛は円形脱毛症のような局部的なものではなく、頭全体からパラパラと抜けてしまうことが多いのが特徴です。

 

また、髪の毛の成長にも影響を及ぼします。そのため伸びが遅くなり、細くてコシのない切れやすい髪の毛になってしまいます。

精神への影響

亜鉛不足になるとイライラしやすくなります。カルシウム不足で、イライラしやすくなるということを知っている人は多いと思いますが、実はカルシウムを細胞に取り込むために亜鉛が必要になるのです。そのため、カルシウムを十分摂っていても亜鉛が不足していてはイライラを解消できません。

 

また、亜鉛は神経伝達物質を合成する酵素の働きに関与しています。亜鉛が不足すると、脳内のセロトニンやノルアドレナリンの減少し、神経伝達機能が低下することで、鬱病の発症に繋がってしまいます。

胎児の成長にも影響する…?

妊娠すると多くの亜鉛が必要になります。受精卵が細胞分裂をする際に亜鉛が必要になりますし、胎児が成長する際に成長ホルモンの働きを助ける働きもします。

 

亜鉛が不足すると胎児の成長に影響が出てしまいますので、妊婦さんは通常時よりも1日あたり2mgほど多く亜鉛を摂る必要があります。

 

子供の成長が遅くなる

亜鉛不足は、成長ホルモンの働きが悪くなりますので、胎児の成長に影響を与えるのと同様に、生まれた後の子供の成長も阻害してしまいます。身長,体重が増加しない成長遅滞になってしまいますので注意が必要です。

 

免疫力が低下してしまう

免疫機能を活性化させてくれるのも、亜鉛の大切な役割のひとつです。そのため、亜鉛が不足してしまうと免疫機能が弱まってしまい、害のあるウィルスや細菌の侵入を許してしまうことになります。その結果、風邪などにかかりやすくなってしまうのです。

 

精力減退・不妊

亜鉛は「セックスミネラル」とも呼ばれており、性ホルモンの合成・分泌に関わり、精子の生産を活発にしています。

 

そのため、亜鉛不足になると性欲が低下したり、男性はインポテンツになることがありますし、精液中の精子が減少したり、精子の運動量低下、卵子の発育が悪くなることで、不妊の大きな原因となってしまいます。

 

その他にも

亜鉛は新陳代謝に関わる栄養素。不足すれば体のあちこちで代謝が悪くなりますので、上記の他にも、怪我の治りが遅くなったり、口内炎ができやすくなったり、骨粗しょう症になりやすくなるなど、さまざまな症状が出る可能性が出てきます。

 

また、血糖値を調整するインスリンの合成にも関わっているので、不足すれば血糖値上昇の原因にもなってしまいます。

 

亜鉛不足になる原因は・・・

亜鉛の摂取量が少ない

亜鉛不足について説明する医師

亜鉛不足にならないようにするには、まずは当然ながら、十分な量の亜鉛を摂取することが大前提です。

 

特に外食したり、コンビニ弁当を食べることが多い人は不足しがち。亜鉛が豊富な魚介類などを日頃から意識して食べたり、サプリメントを利用するなどして十分摂取するようにしましょう。

 

また、下記のような状況に心当たりがある場合は、少し多めに摂る必要があるので注意しましょう。

スナック菓子やインスタント食品の食べ過ぎ

スナック菓子やインスタント食品には、ポリリン酸という添加物が含まれており、亜鉛などのミネラルの吸収を阻害します。さらに穀物・豆類(麦や豆)を原料とするインスタント食品には、フィチン酸が多く含まれており、この成分もあミネラルの吸収を妨げることで知られています。

 

亜鉛を十分摂取していると思っても、スナック菓子やインスタント食品を食べ過ぎると、亜鉛不足になってしまいますので注意しましょう。

ストレス

ストレスが生じると肝臓でメタロチオネインというストレスに対抗するための物質が生成されるのですが、その原料として亜鉛が使われます。ストレスが多いとその分、亜鉛が消費されてしまい、亜鉛不足となってしまうことがあるのです。

 

ストレスは気づかないうちに溜まってしまっているもの。日頃から運動したり、好きなことをするなどしてストレスケアを心がけるようにしましょう。

 

 

体内で多くの役割を担う亜鉛。不足すれば、体のあちこちで不具合が生じて、さまざまな症状に繋がっています。

 

十分な亜鉛を摂取するのはもちろんのこと、できるだけ吸収を妨げないような食事をすることで、健康を増進させていきましょう。

 

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